はじめに
2024年のGWにどうしてもやりたくなって始まったアドベンチャーゲーム強化月間。
最初に選んだのが信頼と実績のスパイク・チュンソフトがリリースしている『AI: ソムニウム ファイル』でした。この作品の世界観とストーリーとキャラクターの濃さが面白かったので続編もプレイする事にしました。
ここではトロコンに関する記録と、プレイ後記を記録しておきます。
多分にネタバレが多いので、閲覧は自己責任にてお願いいたします。
主観による感想ばかりですので意に反して不快な想いをさせてしまうかもしれませんが、何卒ご了承ください。
実際にプレイした内容・感想を記載しておりますが、中には誤った情報があるやもしれません。その際には是非ご指摘ください。
『AI: ソムニウム ファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』のトロフィー
総トロフィー数:全49種
トロフィーはストーリーを進めて取得するものと、隠しアイテムやお遊び要素を収集して取得するものがあります。前作よりもトロフィーの数が増えてなかなかやりがいがありました。
前作をプレイした人向けのサービスと思われるようなトロフィーもいくつかありました。今作にもこのトロフィーあるのか!となりました。
また、ゲームクリア後に解放されるミニゲームを遊ぶと取得出来るトロフィーもあります。
トロコンした時のプラチナ取得率は22.2%でした。
トロフィー取得メモ
ゴールド:メダマコレクター
本作は現実世界で起きた事件を聞き込みしたりする捜査パートと、夢の中で事件を解き明かすソムニウムパートがあります。
そのソムニウムパートに隠されたアイテムを回収すると取得出来るトロフィーです。
今作では一度完全にクリアしたソムニウムパートは時間無制限で遊べるようになります。その為時間を気にせずのんびり隠しアイテムを探す事が出来るのでそこまで難しくありません。
ただし配置ポイントにちゃんと近づかないと隠しアイテムが出現しないので探すのにそれなりに時間が掛かりました。
このトロフィーでとにかく苦戦したのは水中でのアイテム回収です。普段と違う移動方法で距離感が良く分からなくなってしまい、アイテムは目の前にあるのに配置ポイントに触れずになかなか入手出来ずに苦労しました。
シルバー:YOU FOUND IT!
ゲームクリア後に遊べるようになる脱出ゲーム「三等船室」をクリアすると取得出来ます。
恐らく同じ打越作品である『極限脱出』のセルフオマージュだと思われます。プレイした事が無いので詳細は分からないのですが調べた限りそれで合っているようです。
難易度的にはゲーム本編を自力クリア出来る方なら余裕でクリア出来るレベルだと思います。
本作とはまた違った面白さを感じ『極限脱出』シリーズがやりたくなりました。まんまと思惑にハマりました。良い宣伝方法だなと思います。
『AI: ソムニウム ファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』のプレイ後記
プレイログ
プレイ期間:2024年05月08日~2024年05月15日
プレイ時間:43:44:57
プレイ後記
前作からの改善点が嬉しい
続編を作るにあたりユーザーの意見を取り入れてくれたのかなと思われるような改善点が多く見受けられ感心しました。
個人的に嬉しかったポイントをピックアップしてみます。
- 捜査パートに新たな捜査要素の追加
- ソムニウムパートを時間無制限で遊べるようになる
- アルバムの全画面表示
他にも難易度を選べるようになったり、より詳細に設定出来るようになったオプションの追加等もあります。
間違いなく全体的に前作よりも遊びやすくなっています。
ストーリーについて
前作のマルチエンディングの一つに出て来る秘密結社が今作の事件の鍵を握ります。まさかこの秘密結社が続投するとは思っていなかったのでかなり驚きました。結成理念がぶっとんでいるので入信する事は絶対無いだろうけど、結社が誕生するきっかけとなった考え方自体は本当に興味深かったです。
ただその分秘密結社に関する説明や用語等の説明が多めになっています。多いだけならまだしも尺も長く取られます。説明を受けている間、語り手の落ち着いた声の気持ち良さも相まって気付くと寝落ちしていた事が多々ありました。
秘密結社については説明しないとストーリー自体が理解出来なくなってしまうので仕方がありません。その説明部分をしっかり聞いていないと謎解きにも影響するのでログをじっくり読むなんて事もしていました。
事件自体は今作も文句無しに面白かったです。前作よりもヘビィになっており、2つの時間軸を交互に追い掛けるシステムとメタ的トリックはこの世界ならではでそうだったのかと唸る事になりました。
隠しエンドも凝っていたし楽しかったです。
キャラクターについて
今作は前作の6年後が舞台となっています。新たな主人公として熱血捜査官・龍木来斗と、前作に登場した少女が成長した新米捜査官・伊達みずきの2人が事件を追います。みずきの相棒は前作の主人公AI・アイボゥです。
みずきがみずきらしいまま成長していてめっちゃ可愛いです。いやホントマジで可愛いです。
前作の主人公である伊達鍵は先輩ポジションとして登場します。これが恋しいのなんのって。前作の主人公バディが好きだったので登場時間の少なさに淋しさを感じる始末。いや、みずきとアイボゥの掛け合いもギャルっぽくて楽しいのですが安心感がやはり違います。
伊達に恋しさを感じると同時に、龍木に対してはかなり不満を溜める事になりました。龍木は捜査で暴走しがちな上に精神的に不安定で時々バグのように不思議な言葉を喋り続けるといった、ホラー味のある人物として最初からほぼ最後まで描かれていました。ストーリー上仕方がないとはいえ龍木が登場すると若干テンションが下がってしまいました。イケメン主人公なのに…プレイヤーのアバターなのに…相棒のタマ可愛いのに…。
とは言いつつソムニウムパートの明るい龍木はちゃんと好きだし、開発陣のインタビューにもあるように多くのプレイヤーに愛される人気キャラです。
それから厳&ライアンという野郎要素も増えてニッコリ。2人共一途だし人として真っ直ぐな漢で好きです。
ただ今作でも不憫キャラが生まれてしまったのが悲しいです。
前作から続投の美少女が悲惨な目に遭いまくったりして今作は結構落ち込んだり悲しくなる事が多かったです。
捜査パートについて
今作は前作より進化した捜査パートを遊ぶ事が出来ます。聞き込み等に加え、現場検証のような「視覚拡張パート」と「真相再現パート」が追加されました。現場検証みたいな事をやりたいと思っていたので追加されていて喜びました。
X-rayモードとサーモモードの切り替えをしながら隠された証拠を集め推理するという、このゲームならではの捜査が楽しかったです。
聞き込み部分では新たに相手の思考をその場で覗ける機能が追加され、覗く覗かないは任意のものの、覗いてみるとギャグから事件解明の鍵まで様々に用意されていてワクワクしました。
クイックタイムイベント(QTE)は健在です。個人的には前作よりも難易度が上がっているように感じました。入力ミスをして2回ぐらい主人公を死亡させてしまいました。ゲームオーバーにならずその場でリトライ可能なのでなんだかんだで簡単な部類に入るかもしれません。
クイックタイムイベントでの一番の楽しみはそのアクションの派手さ!バトルシーンはどれも恰好良く、みずきのダッシュからの踏み込みスイング満塁ホームランは何度も観ました。
ソムニウムパートについて
前作以上にステージ毎に多種多様な趣向が凝らされていてどのステージも攻略するのが楽しかったです。次はどんなステージかなと毎回ワクワクしました。
前作には無かった攻略の指針となる「鍵則」というものも提示されるようになりプレイしやすくなっていました。これで運ゲー感はあまり無くなりました。
難点だったマップも改良されナビ機能まで追加されました。
前作よりは常に時間との戦いみたいな雰囲気は減ったので精神的に楽になりました。その分気付かない内に時間を消費してしまっている事があり、個人的には前作の自分で時間をやりくりする方が性に合っていたかも。
何かアクションを起こす度に表示される「鍵則」だったり、メンタルロック時の確認表示だったり、こまめに深行度の確認画面が差し込まれるので少々テンポは悪くなっていたように思います。
何度も遊んだのが「クセモンGO」が出来るステージです。クセモンの技を見るのがめちゃめちゃ楽しいし他のスパイク・チュンソフト作品にも触れられて面白かったです。時間無制限システムの恩恵を一番受けました。
おまけ要素が楽しい
本作では『たまごっち』を模した育成ゲーム「めだまっち」や、相棒であるAIを着せ替えたりAIに人生相談が出来る部屋という、おまけ要素が用意されていて本編以外も楽しむ事が出来ました。
特に着せ替え機能は大歓喜!色々着せては楽しみました。アイボゥもタマも可愛く出来て最高!ちょっと苦手な毛細血管みたいな手を隠せるのも良いです。着せ替えした姿はクリアしたパートにしか反映されないのがちょっと淋しい。でも可愛い!
ぬいぐるみまみれのコーディネートがお気に入り。絶望クマヘッドはゲーム『ダンガンロンパ』に登場する「モノクマ」です。うぷぷぷぷ♪
ちょっとした気になる点も
前作ではフリーズ現象に一度遭遇しましたが今作ではそんな事は起こりませんでした。その代わり全体的にロードが長くたまにカクカクする事がありました。イベント中にカーソルが残り続けるのも気になりました。
でもこれはおま環の可能性が高そうです。
他にも前作で悪役の一人として描かれた人物がしれっと復帰していたり、ソムニウムパートへ行く為の理由付けが適当になっていたりと、もう少し設定を練って欲しかった!なんて場面もたまにありました。
おわりに
前作が面白かったから続編をやったらやっぱり面白かった。それがこのゲームです。まさに正統に進化を遂げた続編でした。
それどころかアドベンチャーゲームにしては大ボリュームです。ストーリーはもちろんやりこめる部分も多いし文句無しにプレイしがいがありました。
そして今作にもあるグランドフィナーレ!これを見る為にプレイしていたと言っても過言ではありません。主人公とAIコンビのデュエットパートが好きです。
前作のすっきりとしたまとまり感も好きだし、今作のようなまるで映画のようなスケールが大きな話も好きだし、3作目が出たら絶対やりたいと思っています。
と言うのも、2024年3月に打越鋼太郎氏が続編もしくは新作を示唆するような発言をした事で話題になっていました。スパイク・チュンソフトのシリーズものは三部作な事が多いので期待して待っていたいと思います!
伊達が主人公に復帰してくれたら嬉しいなあ。あとマルコにも会いたい!
Comment
コメント一覧 (2件)
やっぱり最高ですよね
この作品、大好きです
続編期待したいですね
Xbox版でやってたんですけど、カクツキとか全くなかったです
PS版はカクつきやすいんですかね?
P様
コメントありがとうございます。
カクつきありませんでした?それじゃ自分のPS5が調子悪いのかもしれません。
そうなると一作目のロード落ちも自分のせいかも。書い直すのキツイしこのまま頑張ります。
来年あたりには出そうな気がしてます。早くやりたいですね!