モンスターハンターワイルズのオープンベータテストについて
現在以下の日程で2025年2月28日発売予定の『モンスターハンターワイルズ』のオープンベータテストが配信されていました。
PlayStation® Plus加入者限定先行プレイ:2024年10月29日(火)12:00~10月31日(木)11:59
PS5&Xbox&Steam:2024年11月1日(金)12:00~11月4日(月)11:59
参加特典として限定チャーム「アイルーテディ」やアイテムパックを製品版で入手出来ます。
そして本日約1週間に渡って実施されたテストが無事に終わりました。
オープンベータテストを終えての感想
やればやるほど不満が溜まった
期間中はプレイを少ししては止めて、また少ししたらプレイして…を繰り返していました。
プレイしているとすぐに疲労感を感じてしまい長時間狩りを続ける気にならなかったのです。合間にやっていたアイスボーンではつい長時間やっちゃったりしたんですが。
ここでは思いつく部分を好きに書きたいと思います。
批判的な事ばかり書きますがあくまで個人の感想なので許してください。
解像度優先にするかフレームレート優先にするか問題
タイトル画面のオプションからのみ設定出来るグラフィックス設定。この項目で選択出来る解像度優先とフレームレート優先設定は最初からフレームレート優先でプレイしていました。
狩り中はしっかりその設定が活きて高フレームレートではないにしろ十分なレベルでした。
しかしその反面、マップにあるオブジェクトの描写やロビーでのキャラクターの描画の粗さがなかなかに酷くて、オープンベータテスト中ずっと気になって仕方がありませんでした。ゲーム自体が重いのも理由かもしれません。
今度は解像度優先にしてみたらくっきりはっきりして見やすく、頑張って作ったキャラクターの顔も良く分かります。一番分かりやすいロビーでのガビガビ感は無くなりました。
しかし今度は当然ながらフレームレートが落ちる訳です。狩れない事はありませんがちょっと気になります。
どちらにしても満足いかないグラフィックス設定。より気になる解像度を優先した方がマシかもという感じでした。
ハイスペックPCでしか解像度とフレームレートの両立が出来ないようなので仕方がありませんが、製品版までには改善されると良いです。
しかし実装されるであろう大人数レイドクエストとかどうなっちゃうんだろうとか今から心配になります。
なお、装備プレビューのサムネイル表示はどちらの設定でもガビガビです。
変更されたユーザーインターフェース関連
モンスターハンターシリーズは歴史がある分、似たようなシステムを流用するしプレイヤーも使い慣れたものを恋しがる傾向があったりします。
今回自分にとってはそれがユーザーインターフェース関連でした。
アイテム確認、アイテムの補充、クエストの受注や参加、といったどのシリーズでも必ずある機能のUIがガラッと変わった感じで慣れなくてストレスが凄かったです。
アイテム関連はマイテントの中に入らないと何も出来ないのがかなり不満でした。アイテムボックスをテントの外に置いて欲しいと何度思った事か。
アイテム補充も横一列に展開する仕様で、モニターの端から端まで確認させられるのがストレスでした。横一列に展開した上で数か所だけ縦に更に延びるというのがスッキリしていなくて気持ち悪さを覚えました。最終的に回復薬ぐらいしか持たなかったぐらいです。弾ポーチは一括補充しか触りませんでした。
クエストの受注や参加でも、ロビーに貼られたクエストの情報が多過ぎて困りました。誰が参加しているかもタブで変更しないと分からないのでフレンドとの合流もひと手間かかる感じです。
恐らくクエストの種類や条件によって報酬が変わるといった、ワイルズならではの仕様の関係上でそうなっているとは思うのですがもう少しシンプルにならないものかと思いました。
受付嬢のアルマもたまにどっか行ったまま捕まらない事があってベースキャンプに戻ったら所定位置にワープして欲しかったです。
環境サマリーへのアクセスも少々手間だし、環境サマリーにアクセスしたところでマップが開いてそこからは自分で確認して…ととにかく確認させられる事が多いのが嫌で一切見なくなりました。
一番欲しい情報が自分で操作して確認しにいかないとすぐにたどり着けない事が全体的に多い印象でした。
従来のシリーズではここまで情報が氾濫していませんでした。それだけこのゲームには狩りに必要な情報量が多いという事になると思います。欲しい素材を得る為には今までみたいにただ狩りを繰り返せば良いというものではなくなったのかもしれません。つまり狩りが複雑化したという事だし、狩りよりも世界観を味わって欲しい意図が強いのでしょうか。とにかくそれを面倒だと思ってしまった自分にはワイルズは向かないのかも。
セクレトの支給品ポーチといった要素は良かったです。
ゲーム画面が地味で暗い
用意されたステージが砂漠という事もあって、思ったより視界の変化が乏しいというか地味だという印象でした。広い砂漠が続き同じ色味が続いてマップ探索がそこまで楽しいと思わないまま終わってしまいました。セクレトでのオート移動を利用すればマップを覚える必要がそこまで無いのも理由かもしれません。
ワールドの古代樹の森も迷子になる複雑さで困ったものでしたがこれはこれで淋しい。
とは言ってもワイルズでは他のエリアへもシームレスに行けるそうなので製品版でどうなるか楽しみな部分でもあります。
オープンベータテストで戦える煌雷竜レ・ダウと戦う際は天候が必ず悪化します。厚い雲に覆われ風が強く、いつ嵐になるかというあの直前の嫌な天気です。それが本当に絵面として暗い!これ『Bloodborne』だっけ?となるレベルで暗い!!画面内が灰色一色で気が滅入ります。唯一の利点は狩猟笛の響玉が綺麗に映えるという事ぐらいでしょうか。
フレームレート優先の弊害か、ハンターもモンスターもマップも薄汚れているように見えて残念でした。
製品版では悪天候時にしか登場しないモンスターが多そうです。そこも懸念事項です。
つまらなさを感じた本当の理由
オープンベータテスト中、どうもしっくりこない、どうもハマらない、はっきり言ってしまえばつまらないと感じる。そんな気持ちになる事が多々ありました。
アクションのもっさり具合は慣れればきっと気にならなくなるでしょう。
武器の扱いももっとトレーニングで修練すれば楽しいと思えるぐらい使えるようになるはず。
各武器の調整も必ずされるし、ランスもきっと救われる。
モンスターの逃走頻度も減るだろうし、ハンターを前にしながら無視して簡易キャンプに突っ込む頻度も減るかも。
生態系を意識し過ぎてゲーム性としては面倒なだけの群れや小型モンスターが狩りに参戦するのも今更な話なので今後は話題にもならないでしょう。
ワイルズの感想を3回に渡ってつらつらと書いてようやくその理由が分かりました。
自分が求めていたモンハンとワイルズが違ったからです。
自分はワールド&アイスボーンの正当後継モンハンを求めていたと気づきました。ワールド&アイスボーンのシステムを基本的に使いつつグラフィック面や狩りの面でブラッシュアップがされた『モンスターハンター:ワールド2』が遊びたかったんです。
未だに遊び続けているアイスボーン。ワイルズを遊んだ後でアイスボーンをプレイすると、遊びやすさと狩りの楽しさが上回っている気がしました。もちろん改善して欲しい点はあるもののそれがワイルズで実現すると勝手に思っていたんです。
新要素や変化についていけなくなったんだなとか、おっさんになったんだなとか、まあ色々現実も思い知らされました。
でもこれが正直な気持ちだから仕方がないんだ!あくまで個人的な感想ですし、ゲームは皆がやってるからってやるもんじゃないとも思うし。
とか言いつつ、アイスボーンをしながらワイルズを買うか迷う日々をこれからも続けようと思います。
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