第伍話~最終話
「超・葛葉ライドウ」モードで辛かったのは第壱話ぐらいまでで、業魔殿が解禁されてからは力こそ正義と言わんばかりに仲魔の圧倒的武力でストーリーはサクサク進んだ。
第九話のスサノオ戦で鷹円弾の会心を喰らって事故死したぐらいか。
一番苦労するだろうと予想していたミジャグジさまは、状態異常無効のライホーくん2体と、2周目限定武器であるレーヴァテインのご利益特技「持禁法」のお蔭で1周目のような苦労をせずに済んだ。
ストーリー以外でもラスダンでの別件依頼のアスラおうに2回敗北を喫したぐらいだ。
スサノオの鷹円弾やラスボスのタイマンとかでもそうだが、ライドウは純粋な物理攻撃&会心に打たれ弱い。

結局2周目でも別件依頼、ザクロ巡り、全武器作成と全部やってしまった。
もちろん2周目最強武器の天沼矛も作成した。
天沼矛は槍タイプで強攻撃がちょっと使いづらいのが難点だ。やっぱり刀モーションが一番扱いやすいし好きだ。

デビルカルテも無事にコンプリート出来た。登録率といった表示が無いので本当にコンプリート出来るか心配だったし、攻略サイトで何度も漏れが無いが確認した。
最後のデビルカルテ登録者は意外にもアラハバキで、総合体数は160回だった。
トロフィーもコンプリートを目指してプレイしていたが、一番大変だったのはデビルサマナーの格を30回上昇させるトロフィー「東洋一の降魔器量」だった。
普段から封魔したり作った仲魔は全て忠誠度MAXにするようにしていたが、それでも25回以降は時間が掛かった。
最後は修験場の最下層にこもり、悪魔を封魔しては忠誠度MAXに、仲魔と別れてまた仲魔にして…を繰り返した。単純作業をひたすらやった。1時間以上掛かった気がする。
30回目は必ず「悪魔召喚皇」の称号を得るのでそこまでひたすらやるしかない。

そう言えばDLCの「生活続命の教へ」を使うのを忘れていた。使う程でも無かったとも言える。
ソウルライクの高難易度に毒されているのかとも思ったが、リマスター版での戦闘がとても遊びやすく改善されていたからだろう。恐らくオリジナル版のアクションのままだったらそれなりに難しかったんじゃないだろうか。
というわけで「超・葛葉ライドウ」モードで2周目もクリア。
ステータス

プレイ時間 | 100:03:15 |
デビルサマナーの格 | 悪魔召喚皇 十四代目葛葉ライドウ:LV74 |
装備刀 | 天沼矛(持禁法 / 玄の型 / 水星の加護 / 金剛息法 / 正しき心 / 験気 / 女神のララバイ / 転生の雄叫び) |
![]() | 大正の世の金字塔 永世無極召喚師 東洋一の降魔器量 悪魔召喚皇 真のデビルサマナー(2.7%) |
プレイ後記

大正浪漫最高!
ライドウと言えば大正。大正と言えばライドウ(?)という事で、大正浪漫を舞台にした世界観が本作の魅力だと思う。もう本当に刺さる刺さる。
ライドウの学帽と外套という出で立ち、その後ろを走る黒猫、背広姿のビジネスマン、流行中のモダンガール、メイド服、着物姿、人力車の車夫、西洋建築の豪邸、和風建築の長屋、このゲームの至る所に大正時代特有の和洋折衷の風景が溢れていてとても楽しい。
ライドウの硬派な雰囲気と色白な美男子ぶりも似合っている。
ストーリーにおいても天津神と国津神という日本神話の流れから、後半は外部からの勢力という神々が登場し現代になじみ深い話になっていくので、改めて大正時代が舞台としてふさわしいと思った。
リマスターという名のリメイク作品
本作はリマスター扱いだがリメイクと言って差し支えのない仕上がりでいちファンとしてとても満足している。
ほぼリメイクなのでとても遊びやすく改善されているし、戦闘に至ってはオリジナル版からガラッと変わっている。
システム面もとても親切で、特にクイックセーブの搭載とセーブポイントからいつでも業魔殿へ行けるようになったのが一番の嬉しい変更点だった。
他にもファストトラベル機能が搭載されたり、捜査スキルもワンボタンで担当仲魔を呼び出せたり、戦闘をしなくても経験値等が得られたりと、本当に遊びやすくなっていて素晴らしい。
要である合体システムはスキル継承も取捨選択出来るし、オリジナル版のように複雑な継承法則も無いしで楽しく合体出来る。個人的には複雑な継承法則を理解する楽しみが無くなったのは淋しいが、どんな合体システムでも悪魔を合体するという行為自体が最高に楽しいから問題ない。なによりオリジナル版から仲魔の数や精霊合体や御魂合体が追加されているので十分だ。
言うまでもなく仲魔も最高だ!
また、メニュー画面のバックに表示されるライドウのグラフィックが、選ぶメニューによって変わるのはさすがATLUSといった遊び心で好きだ。本当におしゃれだよね。
戦闘について
戦闘は親切設計で弱点を突きながらストレス無く攻撃出来るように変わっていた。ド派手な演出も多くて視覚的にも楽しめる。
本作の戦闘の肝はMAGドレインシステムで、戦闘でMAGを回収しながら戦うという方針に変わったし、管の中に居る仲魔からの援護も心強いのでかなり楽だ。
その為、難易度はオリジナル版に比べかなり低くなったように感じた。個人的にオリジナル版の戦闘はかなり苦手で難しかった記憶があるので変更されて助かった。
戦闘自体は楽しんで遊べたが一部で勿体ないなと思う事もあった。
オリジナル版では重要な役割を持っていた銃撃が足止めにしか使えない。攻撃力も微々たるものだし、なんなら足止めなんかそもそもそんなに使わない。だって弱点を突けば良いから。
この弱点を突くシステムも少々単調に感じざるをえない。どの悪魔も必ず弱点を持っているし、そのほとんどが魔法属性弱点で物理属性がちょっと空気だったのが残念だった。もっと物理特化のヨシツネやシヴァを活躍させたかった。
テキスト変更について
ストーリーの流れは変わらないが、リマスターにあたりかなりのテキストが手直しされている。
時代に則したものにしたのか所々表現がシンプルなものになっていたり、サブ的なイベントを削除してストーリーに組み込んであるのでスッキリとした作りになっている。
センシティブとして忌避されるであろうネタや若い世代に伝わらないギャグや時事ネタ等、時代が許してくれない表現は直されて然るべきだと思う。この辺りは仕方がないと納得している。
しかしそれ以外は「そこ直す必要あった?」となる細かな部分にも多くの修正がされており、オリジナル版での表現が好みだった自分としてはかなり残念だった。
一番目につくのはやはり良く話す事になる鳴海やゴウトにゃんだ。
特に鳴海はキャラ変と言えるぐらい変わっている。だらしがなくて女に弱くてテキトーだったのに、今では良く働く良き上司で女性に優しいフェミニストときた。オリジナル版での鳴海が好きだった人間からしたら残念である。だって呆れるぐらいのダメ人間だからこそ後半での言動が際立つというものなのに。続編の鳴海との整合性を取ろうとしたのかもしれないが、この超力兵団の流れからのアバンドン王だろと。何よりリマスターと謳うならそこは変えずにいくべきだったのではなかろうか。
あと最終話のタイトルが変わっているのは衝撃だった。
でも恐らく膨大な全てのテキストを再確認して敢えてこうしているのだし、ちゃんと変更した理由があるのだろうから仕方がないのかもしれない。
とは言えやっぱりテキスト関係は基本的にオリジナル版をそのまま採用して欲しかった。
アバドン王のリマスターも新作も待ってます!
不満はテキスト改変ぐらいで、全体で見ればそれはそれはもう最高のリマスターだった!
ずっとライドウを待っていた身からすればライドウをまた遊べるだけでも嬉しいのに、令和に蘇ったライドウとしてとにかくとっつきやすい、遊びやすいという方向性になっていて最初から最後まで楽しくプレイ出来た。
プレイヤーのユーザビリティを良く考えてくれているし、補足説明も至れり尽くせりだし、親切心を随所に感じられた。
このリマスターは昔からのライドウファンも、ペルソナから入った新規プレイヤーも楽しめる良いリマスターだったと思う。
という事で本作の続編である『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』のリマスターも待っています!絶対買います!
そして何よりライドウの新作を待っています!絶対買います!
マジでお願いします!!
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