崩れゆくファルム・アズラ
大橋梁の脇
侵入して来たベルナールの存在をすっかり忘れたままボスに挑む。
ここのボスはあの獣の司祭。彼が何故ボスとなって立ちはだかっているのか一切分からない。死の根をちゃんと集めてあげなかったから闇堕ちしてしまったとでも言うのか。
獣の司祭はHPが半分以下になると黒き剣のマリケスへと変わる。これがまたダークヒーローのような恰好良い見た目をしている。
強さもダークヒーローのようにあり、今までのボスとは一線を画すようなエキセントリックな攻撃をして来る。
獣の司祭もマリケスも攻撃スピードがとても早くガードで凌ぐのに精一杯でそのスピードについていけない。マリケスは更に攻撃に継続ダメージがあるのでガードで凌いでいる間に死んでしまったりする。
一応自分なりに頑張った。オレグも頑張ってくれた。いけそうに感じる時も確かにあった。
でも先に心が折れた。
心が折れた者の1周目クリア
マリケスと戦っていたら禁域以降に燻り続けていたストレスが一気に決壊したのが自分でも分かった。もうさっさとクリアしたいという気持ちが抑えきれなくなった。
初めて鉤呼びの指薬を使って協力サインを拾う。
ボス部屋前で待っていたが一向に出ず不思議に思ったが、今作ではサイン溜まりという場所を使うようだ。
召喚サインを拾ったと同時に侵入もされて予期せずマルチプレイを堪能する事になった。
その後のマリケス戦は死なない事を優先しながら戦い、ろくに活躍も出来ずに勝利した。
イベントが自動で進み灰都ローデイルへ到着。
そこからは寄り道もせずに一気に駆け抜けた。もちろんもうソロで挑む事はしなかった。
百智卿、ギデオン=オーフニール、最初の王、ゴッドフレイ、そしてラスボス戦。全てを味方と共に倒す。
倒していないボス、イベントが中途半端なNPC、未探索の地とやり残した事はいくらでもあった。
だがそのまま玉座に座り、エルデの王となり物語を終えた。プレイを開始し始めてちょうど1ヶ月目の事だった。
心が折れた情けない王に相応しく、灰都ローデイル以降の録画データやスクリーンショットは容量不足の為一切残されていない。所詮自分など王のなりそこないなのだ。
ステータス
プレイ時間 | 122:36:32 |
レベル:112 | 生62/精20/持35/筋35/技14/知9/信9/神秘7 |
死亡回数(総死亡回数) | 17(390) |
黒き剣のマリケス 戦士、ホーラ・ルー エルデの王 |
心が折れた者のトロフィーコンプリート
多分にネタバレが多いので、閲覧は自己責任にてお願いいたします。
主観による感想ばかりですので意に反して不快な想いをさせてしまうかもしれませんが、何卒ご了承ください。
実際にプレイした内容・感想を記載しておりますが、中には誤った情報があるやもしれません。その際には是非ご指摘ください。
トロフィーコンプリート用キャラとして新規キャラを作成し、攻略情報や動画視聴も解禁して半月ぐらいでトロコンを達成。
情報を解禁してまずびっくりしたのが、そのボリュームの多さ。1周目を122時間も掛けてクリアしたというのにまだたくさんの未攻略エリア、ボス、イベント、エンディングがあって驚いた。
攻略情報をなぞるだけでトロコン自体は出来たが、これを全て自力でとなると探索力不足や物事を察知する能力が低い自分には確実に無理な話だった。
情報解禁後は1周目に比べてやはり楽しかった。
ゲームシステムについてもそうだ。王都ローデイル到着辺りから薄々自分の遊び方が間違っていると思い始めていた。それを決定的に分からされたのは1周目のラスボス戦、しろがねの覆面を被り山賊の湾刀の二刀流の味方の戦いを見た時だった。一人で倒してくれたあの勇姿は忘れられない。
それまで出血の状態異常が強そうだなとぐらいしか思わず、戦技もほぼ使わず、直剣と中盾だけでラスボスまで来た。
だが味方の姿を見て初めて二刀流が今作で復活していた事を知り、強力な戦技をガンガン使う事が勝利への近道だという事を知った。
用意されたゲームシステムを使わなかった、正に完全に自分の遊び方は間違っていた。
言い訳になるがいけると思っていたのだ。『Demon’s Souls』や『DARK SOULS』シリーズといったこれまでがそうであったが故に。本当に気づいていなかった。ゲームを理解する力の無さ、ゲームセンスの無さがここで明確に露呈した。
多分近代ゲームについていけなくなって来たというのが大きいのかもしれない。複雑なシステムを理解するのに時間が掛かるし今作のように気づかない事も増えて来た気がする。
やっぱり全部言い訳なので本当に情けない。
マルチプレイも先に戦技ブッパした者勝ちみたいなバランスだったので、ラスボス前とマレニア前でちょっと協力プレイをしたぐらいで止めてしまった。異能力バトルはエフェクトも派手だし傍で見ている分にはとても面白い。
トロコンから1年以上経過した今でも自分の中では消化不良の気持ちが残っている。心が折れた苦い思い出が消えないし、未だにこのゲームが王都ローデイルで終わっていてくれたらと思わずにはいられないからだ。
ラスボスの存在が気に入らないというのもある。歴代のラスボスであるオーラント王・グウィン・ゲールマン・王たちの化身・剣聖一心らを相手にして来たからそうじゃないだろう感が凄まじい。二刀流もあるし今作は『DARK SOULS2』の系譜なのかもしれない。
今作は世界中でヒットし名作と絶賛され続けている。それに同調しきれない自分が恥ずかしくて今まで文字に残す勇気が出なかった。でも気持ちに変化があったのでやっぱりクリアした記録として残しておこうと思った。楽しいと思って寝不足になりながらプレイしていたのも事実としてある。
今は様々なバランス調整がされて発売当初とはまた少し違うエルデンリングになっているらしい。未経験の闘技場なんかもあるようだ。今の自分はクリア当時よりも多少アクションに対する考え方が変わっているという感覚があり、今ならもっと楽しくプレイ出来る気がする。何より心が折れてもフロムゲーが好きなのは変わらない。
今後発表されているDLCがリリースされる頃には、エルデンリングへのモチベーションが上がっていると良いなと思う。
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