【428】428 〜封鎖された渋谷で〜のトロフィーコンプリート&プレイ後記

目次

はじめに

ここ数年で一番というくらいハマっている『ワイルドハーツ』というゲームをプレイしています。しかし現在エンドコンテンツもほぼ遊び尽くした状態、次回のアップデート情報も無いという事でだらだら狩るぐらいで少々手持ち無沙汰の状態です。

そこでワイルドハーツを遊びつつ、ワイルドハーツ以外のゲームもやりたいという気持ちがムクムクと湧いてきました。でもアクション操作が必要となるゲームはワイルドハーツの邪魔になると思ったので、難しい操作が一切無いアドベンチャー系やコマンド選択タイプのゲームが良いと思い探し始めました。

ちょうどそのタイミングでPS StoreでGolden Week Saleが始まり、セール対象になったら買おうと思っていたゲームが安くなっていたので迷わず購入しました。

それがサウンドノベルシリーズの一作である『428 〜封鎖された渋谷で〜』です。選択肢で変化するシナリオテキストを読み進めながらベストエンディングを目指すタイプのアドベンチャーゲームです。一番最初のリリースからちょうど15年という節目にようやくプレイする事が出来ました。

個人的にアドベンチャーゲームの最高傑作だと思っている同じサウンドノベルシリーズの『街 〜運命の交差点〜』というゲームがとても大好きだったので、同じ流れを汲む本作には大変期待を寄せていましたが、その期待を一切裏切らないとても面白い作品でした!

ここではトロコンに関する記録と、プレイ後記を記録しておきます。

 多分にネタバレが多いので、閲覧は自己責任にてお願いいたします。
 主観による感想ばかりですので意に反して不快な想いをさせてしまうかもしれませんが、何卒ご了承ください。
 実際にプレイした内容・感想を記載しておりますが、中には誤った情報があるやもしれません。その際には是非ご指摘ください。

『428 〜封鎖された渋谷で〜』のトロフィー一覧及び取得日

総トロフィー数:全27種

グレードタイトルアンロック条件アンロック日
プラチナトロフィーすべてのトロフィーを獲得した。2023.05.06
全BADENDコンプリートゲーム中に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
カナン編読了カナン編を読んだ。2023.05.05
NEVER ENDS真エンディングをクリアした。2023.05.05
エコ吉編読了エコ吉編を読んだ。2023.05.06
陰謀編読了陰謀編を読んだ。2023.05.06
真の陰謀編読了真の陰謀編を読んだ。2023.05.06
10時BADENDコンプリート10時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.01
11時BADENDコンプリート11時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.04
12時BADENDコンプリート12時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.04
13時BADENDコンプリート13時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
14時BADENDコンプリート14時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
15時BADENDコンプリート15時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
16時BADENDコンプリート16時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
17時BADENDコンプリート17時に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.04
18時以降BADENDコンプリート18時以降に存在する全BADENDを読んだ。2023.05.05
THE ENDエンディング(?)をクリアした。2023.05.04
鈴音編読了鈴音編を読んだ。2023.05.05
全スペシャルエピソード開放全スペシャルエピソードを開放した。2023.05.05
10時クリア全登場人物が10時のシナリオをクリア。2023.05.01
11時クリア全登場人物が11時のシナリオをクリア。2023.05.01
12時クリア全登場人物が12時のシナリオをクリア。2023.05.01
13時クリア全登場人物が13時のシナリオをクリア。2023.05.02
14時クリア全登場人物が14時のシナリオをクリア。2023.05.03
15時クリア全登場人物が15時のシナリオをクリア。2023.05.04
16時クリア全登場人物が16時のシナリオをクリア。2023.05.04
17時クリア全登場人物が17時のシナリオをクリア。2023.05.04

トロコンした時のプラチナ取得率は19.8%、トロコンまでの総プレイ時間は約31時間30分程度でした。
じっくり読み進めたりしっかりTIPを読んだりテキストの背景をただ眺めたりと、のんびりプレイしたので結構時間をかけた方だと思います。

ただクリアするぐらいでは半分程度しかトロフィーは埋まりません。トロフィーは一度本編をクリアした後にBAD ENDの回収や隠し要素を楽しみつつ集める事になります。一度クリアしておけば必要な場所だけプレイし直せば良いだけなので苦労はしません。

ただ隠しシナリオ等の発見は自力ではなかなか難しい難易度なので、自力で分からなかったところは攻略サイトやゲームブログのお世話になりました。明確な答えでなくてもヒントさえ貰えればあとは分かるので本当に助かりました。自力で全て解明出来た人はどれだけいるのでしょうか。

『428 〜封鎖された渋谷で〜』のプレイ後記

プレイログ

プレイ期間:2023年05月01日~2023年05月06日

プレイ後記

これぞサウンドノベル!

プレイをし始めてすぐにこれぞサウンドノベルである!と思いました。

先の展開がなかなか読めないクオリティの高いシナリオ、メインとなる主人公達や脇役達の絡み合う選択肢、静止画がほとんどのゲーム画面の中でも活き活きとする俳優陣の姿、臨場感たっぷりの効果音、ドラマを見ているかのような演出と音楽、その全てが見事に融合した素晴らしい作品でした。

文章も軽快なテンポで進み、難しい単語もほとんど出てこないのでとても読みやすかったです。例えや言い回しなんかも個人的に好きです。

音楽に関しては好きな佐藤直紀氏が担当していると知った時から安心していましたが、どのシーンでも耳に残る曲ばかりでした。特に刑事ドラマ感ある音楽はどれも恰好良かったです。

登場人物全員が魅力的!

重要キャラを担当する近野成美さんを始め、小林涼子さん、果ては撮影当時まだ12歳だったというティギー・ウィリアムスさんなど、出てくる女性が皆可愛いのでずっと眼福でした。特に亜智編の11:00で近野成美さんの初笑顔を見た時は本当に心臓を撃ち抜かれたものです。こりゃ神ゲーだなと思いました。
それからタマ。無条件で可愛い。ふてぶてしいタマ。ああ可愛い。キャラクター選択画面が動いた時はびっくりしたと同時に録画して何度も見たぐらい可愛かったです。

更には天野浩成さんや中村悠斗さんといったイケメン、超有名バイブレイヤーの田中要次さんや俳優として出演した秋元羊介さんと大塚明夫さんといったイケオジ、大人気子役だった須賀健太さん、ジャック・ウッドヤードさんやブレイク・クロフォードさんといった外国人俳優、愛嬌だらけの脇役俳優と、全方位カバーされた完璧なキャスティングでとても良かったです。どの俳優さんも魅力しかなくて本当に素敵でした。

そんな方々がドラマ撮影のようにしっかり台詞も言いつつ演技をして撮影し、その中から厳選して選ばれた瞬間がようやくテキストの背景に採用される。それをメイキング映像で知ってとても驚きました。もう映画化して出しても良かったんじゃないかと思う程の熱量でした。

ちなみに本作で一番好きな登場人物は川屋せっちん(現:河屋秀俊)さん演じる梶原義男です。仕事も出来て人も思いやれる、信じた道の為なら犠牲も厭わない強さを持ちつつ、お茶目さをたっぷり見せてくれた梶原は目標にしたいぐらい恰好良い男です。

ゲームシステムについて

シナリオログ、一度読んだテキストをスキップ出来る機能、タイムチャート等、伝統的なゲームの補助要素は今作でもしっかりあるので遊びやすかったです。

本作の特徴的なものとしてはTIPというテキスト中に入る注釈と、他主人公へジャンプする事でシナリオが進むJUMPシステムがあります。

TIPはちょっと専門的な説明をしてくれたり、今作の世界観を説明してくれたり、隠しシナリオへ入る為の鍵だったりする重要要素です。制作陣の遊び心も混ざったりしているのでTIPを読むのは楽しかったです。

JUMPは『街 〜運命の交差点〜』のザッピングシステムのようなシステムで、他主人公からJUMPしないとシナリオが進まない場合があります。ただ実際にプレイしているとわざわざJUMPしなくても済む場面も多かったりして少々物足りなかったです。この点だけは街の方が臨場感があって良かったなと思いました。

新型コロナを経験した今こそプレイして欲しいシナリオ

プレイ中はとことんシナリオに入り込めました。ハラハラドキドキしたり、熱血刑事の語らい、親子の語らいなどホロリとするシーンもあって本当に楽しかったです。
途中まではBAD ENDをなるべく回収しようと色々やっていましたが、中盤以降は先が気になりすぎて回収無視でガンガン進んじゃったぐらいです。脇役含め登場人物が抱えているものが意外と重くて感情移入しまくりました。

登場人物の様々な想いや思惑がクライマックスに向けて集約するというシナリオは今作の最大の売りではありますが、実際にプレイしていると気持ち良い程の集約っぷりで、それまで散々バラバラに動いていた登場人物が渋谷と研究所にぞろりと集まっている姿を見た時は燃えました。散々強敵として描かれた黒幕の詰めの甘さに少々がっかりしたり、怒涛のBAD END連発には笑っちゃったりしましたが。

鈴音編では先の展開が分かっていながらも号泣しちゃいました。本当に最近涙腺崩壊が早いのなんの。
カナン編は中東問題に明るくないどころか真っ暗なせいでほとんど頭に入って来ませんでした。せっかく超豪華声優さんが起用されていたのに。アホな自分が恨めしいです。
エコ吉編も、プロデューサー自ら先陣を切るお遊びシナリオも楽しかったです。

ネタバレを恐れずに書くと、今作をプレイしている間ずっと新型コロナ真っ最中の日本の混乱状態を思い出して複雑な気持ちになっていました。故意ではないものの今作で起きた渋谷を恐怖に陥れた事件は実際に日本で起こったんだと改めて身震いしました。
その為大沢編については身につまされる想いでした。
ようやく新型コロナの緊急事態宣言が解除されようという状況になっていますが、新型コロナの時、主人公達のように必死に走り回ってくれた人達がいたという事実を忘れてはいけないなと改めて思いました。

本作をプレイした事が無い人にはとにかく面白いからやって欲しい!
そして、過去にプレイした事があるという人にも、今プレイしたら当時とはまた違った感想を抱くに違いないのでまたやって欲しい!という気持ちでいっぱいです。

おわりに

本編を読ませて終わるだけじゃない、ゲームの枠を出た遊び心満載のボリューミーなゲームで最初から最後まで楽しんで遊ぶ事が出来ました。

街ファンの反応に怯えつつ一生懸命制作されたお話や、サウンドノベルである事を意識してあえて取り入れたユニークなギャグやネタ部分など、制作陣がかなり苦心して作られた事もプレイ後に知り本当に感謝しかありません。

サウンドノベルゲームは今の時代にそぐわないのは理解しています。それでも大好きなゲームジャンルなだけにまた遊んでみたいと強く思いました。そんな人は多いと思うのですが、制作の労力の割に売上が見合わないでしょうし仕方がないのかもしれません。でも諦めきれない!

とにかくすんごく面白かった!またいつか本作のような作品に出会えると信じています。

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