はじめに
中華サイバーパンクな世界観を楽しみたくてプレイし始めた本作。途中『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』のプレイ&クリアに時間を割いてしまったので、プレイ途中で一時離脱する事になりましたがようやくクリアしました。
ここではトロコンに関する記録と、プレイ後記を記録しておきます。
多分にネタバレが多いので、閲覧は自己責任にてお願いいたします。
主観による感想ばかりですので意に反して不快な想いをさせてしまうかもしれませんが、何卒ご了承ください。
実際にプレイした内容・感想を記載しておりますが、中には誤った情報があるやもしれません。その際には是非ご指摘ください。
『異夢迷都(イム・メイト):果てなき螺旋』のトロフィー一覧及び取得日
総トロフィー数:全56種
グレード | タイトル | アンロック条件 | アンロック日 |
---|---|---|---|
夢の如く | すべてのトロフィーを取得する | 2024.08.07 | |
大胆の報い | 第一章のボスを倒す | 2024.05.30 | |
老兵は死す | 第二章のボスを倒す | 2024.06.01 | |
千切れたホログラムの花 | 第三章のボスを倒す | 2024.06.03 | |
時間の刃 | 第四章のボスを倒す | 2024.06.06 | |
航行禁止区域 | 第五章のボスを倒す | 2024.06.10 | |
ブロックショット | 第六章のボスを倒す | 2024.06.20 | |
無神論者 | 第七章のボスを倒す | 2024.08.06 | |
茶会の終わり | 第八章のボスを倒す | 2024.08.07 | |
バタフライエフェクト | 最終章のボスを倒す | 2024.06.01 | |
死の循環 | バッドエンドに至る | 2024.06.20 | |
世界の収束 | トゥルーエンドに至る | 2024.08.07 | |
ささやかな善意 | 第一章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.05.30 | |
卒業生 | 第二章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.06.03 | |
異聞録 | 第三章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.06.03 | |
既視感 | 第四章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.06.06 | |
岐路の旅人 | 第五章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.06.09 | |
月の裏側 | 第六章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.06.20 | |
因果 | 第七章のサブストーリーをすべてクリアする | 2024.08.06 | |
還俗する道士 | 鍾馗がパーティーメンバーになる | 2024.05.28 | |
ゴーストエリミネーター | パーティーメンバーが全員揃う | 2024.06.10 | |
異夢友人帳 | 個人イベントを1回クリアする | 2024.05.28 | |
デートしまくる | 6人の個人イベントをすべてクリアする | 2024.08.06 | |
YOU DIED | 戦闘で負ける | 2024.05.31 | |
地獄の甘露 | 回復ポイントでHPを回復する | 2024.05.28 | |
異次元通信 | 書物を1回拾う | 2024.05.28 | |
新しい試み | キャラクターの武器を違う種類に交換する | 2024.05.58 | |
オレンジ色の伝説 | オレンジ品質の武器を1個手に入れる | 2024.06.08 | |
伝説の主人公 | オレンジ品質の武器を12個手に入れる | 2024.08.07 | |
完全武装 | 装備品を9個装備する | 2024.06.06 | |
鬼に金棒 | 装備品のセット効果を発動させる | 2024.05.28 | |
火力全開 | 装備品のセット効果がレベル3に達する | 2024.08.06 | |
生まれつきの才能 | 天賦スキルを一つ開放する | 2024.05.28 | |
徹底的に開発 | 6人の天賦スキルをすべて開放する | 2024.08.06 | |
チーム管理 | 戦闘編成を1回編集する | 2024.06.06 | |
心霊探偵 | マインドブレイクに1回成功する | 2024.05.28 | |
心霊昇華 | マインドブレイクのアドバンスデッキを手に入れる | 2024.06.03 | |
心霊捕手 | マインドブレイクのデッキをすべて手に入れる | 2024.06.17 | |
好奇心 | 百科事典を一回読む | 2024.05.28 | |
夢の博士 | 百科事典をすべて読む | 2024.08.07 | |
調味料を入れよう | ランダムダンジョンでバフを1回かける | 2024.05.30 | |
腐食した抜け殻 | ランダムダンジョンで理性を使い切る | 2024.06.17 | |
腕試し | 戦闘に10回勝利する | 2024.05.28 | |
血まみれの夜明け | 戦闘に50回勝利する | 2024.05.30 | |
トレジャーハンター | 宝箱を10個開ける | 2024.05.28 | |
秘宝略奪者 | 宝箱を50個開ける | 2024.05.30 | |
効果抜群 | 戦闘で敵を1回Weakにする | 2024.05.28 | |
弱体化の名人 | 戦闘で敵を50回Weakにする | 2024.05.29 | |
装備収集家 | 装備品を10個手に入れる | 2024.05.28 | |
装備百科事典 | 装備品を100個手に入れる | 2024.06.06 | |
武器収集家 | 武器を5個手に入れる | 2024.05.28 | |
武器百科事典 | 武器を50個手に入れる | 2024.06.03 | |
毎度あり | ショップでアイテムを1回購入する | 2024.05.31 | |
ショッピングマニア | ショップでアイテムを50回購入する | 2024.08.06 | |
千変万化 | ランダムダンジョンを5回クリアする | 2024.06.01 | |
奇怪のダンジョン | ランダムダンジョンを20回クリアする | 2024.08.07 |
トロコンした時のプラチナ取得率は4.5%、トロコンまでの総プレイ時間は約50時間でした。
後述しますがストーリーを反復して確認したりしたのでクリアまで時間は掛かっていると思います。
本編から横道に逸れたり長時間掛けるような特別なやりこみ要素はありません。基本的にクリアするだけでほとんどのトロフィーは集まります。しかし各章のサブクエストを始めとする、取り逃がすと周回必須の時限トロフィーがあるので注意が必要です。
難しくないゲームなのにこのトロコン率の低さは、時限トロフィーの取り逃しを回収しなかった人とリリース当初のバグで諦めた人が多いのかもしれません。
トロフィー取得メモ
デートしまくる
共に事件を追うパーティメンバーに全章に渡って話し掛け会話を楽しむと取得出来ます。こちらは取り逃がすと周回必須の時限トロフィーになっています。また、カードバトルに必要なアドバンスデッキを手に入れるトロフィーの条件でもあります。
トロフィー対象となるメンバーとの会話はマップ上から確認する事が可能で、マップに吹き出しアイコンがある時にそのエリアへ行って仲間に話し掛けるだけです。
時限トロフィーの為、操作可能なタイミングになったら常にマップを開いて吹き出しアイコンが無いか確認するようにすると取り逃しは無いと思います。
伝説の主人公
トロフィーの説明に「オレンジ品質の武器を12個手に入れる」とあるせいで勘違いをしてしまうかもしれませんが、実際には「12種類手に入れる」が正しいです。
パーティメンバー6人の使用可能武器を全種類入手すれば取得出来ます。
本作のやりこみ要素であるダンジョン・无量域に本編クリア後に潜って集めました。少々時間は掛かりますがオートバトル機能があるお蔭で放置気味でも余裕で集められました。
火力全開
本作の防具にあたる装備品において、装備品に付属するスキルのセット効果をレベル3まで発動させると取得出来ます。装備品の仕様が不親切でこまめに装備更新をしていなかったので自分がレベル3に出来たのはストーリー終盤でした。
画像は実際にレベル3を発動した時の装備品です。
簡単に説明すると同じ名前の装備品を接続漏れなくセットすれば良いです。セットスキルである「渇き」のモンスター撃破時にHPを5%回復する効果がお気に入りです。
『異夢迷都(イム・メイト):果てなき螺旋』のプレイ後記
プレイログ
プレイ期間:2024年05月28日~2024年08月07日
プレイ時間:49:30:17
クリアレベル:51
プレイ後記
このゲームのジャンルについて
日本発祥のジャンルであるビジュアルノベルとターン制コマンドバトルを融合したゲームシステムとなっています。
PS StoreやSteamに記載されているジャンルは実に雑多で、ADV・RPG・ターン制ストラテジーとなっていました。加えてカードバトルも本編攻略にがっつり絡んでくるという、様々なジャンルをごちゃまぜにしつつまとめ上げた一風変わった作品となっています。
色々な要素をぶっこんである分チュートリアルはこまめに入るので好感は持てます…がそのチュートリアルが分かりやすいかと言えばうーんとなる部分はありました。
でも慣れ親しんだシステムなので困る事はほぼありませんでした。むしろ慣れ親しんだ日本のコマンドターン制RPGが正統進化して復活した感じがして好きです。
ストーリー演出も雑多で、ムービーが入ったりアメコミのようなコミックムービーが入ったり、突然ミュージックビデオが始まったり。テンポの悪さがあったりもしますが色々と挑戦していて意欲が感じられました。
ストーリー&世界観について
ストーリーはかなり癖が強く独特です。自分の読解力の無さのせいもあって、メインストーリーもサブクエストのストーリーも実はほとんど理解出来ていません。前半は仲間集めの為の章だったりしたので、一度プレイした後に録画した動画を再度見返してようやく少し理解出来たりしていました。ですがストーリー終盤はもう訳が分からないままプレイしていました。常に電波系な人の話を聞かされているような気分でした。
世界観自体はかなり作り込まれています。中国(香港)特有の概念、陰陽道や宗教観念なんかも盛り込まれた、サイバーと精神世界の融合がされた複雑な世界です。長い歴史があるらしいこの世界の為の専用用語もたくさん用意されています。解説用の百科事典もちゃんと読みましたが結果は言わずもがな。
日本にはほぼ流通していない漢字が多く使われる為テキストが読みにくいのも困りました。主人公の名前すらストーリー終盤でようやく読み方を知ったぐらいです。自分は活字好きなので毎回ネットで手書き検索しては楽しんでいましたが、漢字が苦手な人は本当に大変だと思います。
自分の頭の悪さを棚に上げて言えば、日本語ローカライズが下手だという印象も受けました。中国語を直訳してただ羅列しただけのような感じで、一人称もコロコロ変わるし翻訳した人もストーリーを理解していないと感じました。その割には『新世紀エヴァンゲリオン』のネタが突然ぶっ込まれたりするのでびっくりします。
求めていた中華サイバーパンクの様相はお気に入りです。街並みはもちろん、メールソフトやダンジョンにあるメッセージボード、ステータス画面の一部のUI等、ネオンカラーたっぷりで視覚部分はかなり満足です。
キャラクターについて
世界観はなかなか理解出来ませんでしたが個性的なキャラクターは皆好きです。パーティメンバーだけでも可愛らしい少年からイケメンにイケオジ、少女に美女に姉御と揃っています。
サブキャラクターを含めてとにかくキャラが濃い!それに比例するようにキャラクターデザインも濃く、おしゃれで恰好良くて好きです。
パーティメンバーは仲が良くてキャッキャしているシーンも多く描かれて微笑ましかったです。
パーティメンバーの戦闘スタイルも得意な属性があったり役割分担が明確にされていたりと個性があって良かったです。使うキャラと武器を変える事で戦闘の幅が出る工夫がしてあるのは面白かったです。
戦闘&装備品について
ダンジョン攻略は多少のギミックはありますがどれも非常に簡単でサクサクと進んでいけます。逆に言えばジャンプ等の操作も頭を使う謎解き要素も無いので一本道で単調です。ここは賛否両論あるだろうなと思いますが、自分は単純作業は得意なので苦にはなりませんでした。
戦闘はターン制バトルです。ほとんどの攻撃方法にクールタイムが設定されているので、戦況を判断して技の使用を控えたりここぞという時に使用したりという事も可能です。特にボス戦はクールタイムを調整してから挑まないと戦闘が若干不利になります。
クールタイムがあるので一部で謳われるストラテジー要素があるかと言えばそれは無いと感じました。回復はアイテムがあるし何かしらの行動は可能なのでそこまで考えなくてもゴリ押しでどうにでもなります。このゲームはオートバトルが搭載されていて、武器や装備品が整う終盤はボス戦だろうが回復さえ気をつければオートバトルで終わるぐらいです。まあ、そのオートバトルでミスって死ぬ事も多かったですが。
どの攻撃もモーションが凝っていて楽しかったです。攻撃をすると貯まるゲージを解放する事で使える必殺技はどれも強く、演出も派手で見応えがありました。必殺技以外はバトル演出を高速&スキップにする事も可能で、オートバトルといいこの辺りはかゆい所に手が届く機能が充実していました。
装備品周りは非常に使い勝手が悪かったです。ただでさえ脱着がしづらいのに同名のアイテムがいくらでも手に入るのでいちいち探すのが大変だったり、性能を比較する事が出来ないので取捨選択が面倒でした。こまめに売却するのが一番良い方法なのに捨てたい物を探し出せないという悪循環にずっと陥っていました。
ここまで同名アイテムばかりにするのなら集めて合成強化していくシステムのほうが良かったのではと思います。
マインドブレイクについて
各章やサブクエストなんかで必ずプレイする事になるマインドブレイクと呼ばれるカードバトル。実はこのゲームで一番難しいのはこのマインドブレイクなんじゃないかと思っています。個人的にはラスボスより強かったです。
初期デッキや基本デッキは各章をクリアすると入手可能ですがどれも癖が強い物ばかり。カード編集は出来ないので使いたいカードだけを集める事は出来ません。各デッキの特殊効果も文章だけの説明ではいまいち分からず、実践で自分で把握するしかなく結構苦労しました。
対戦相手が弱ければ良いのですがこれまた強くて毎回負けまくりました。バトルフィールドに居るお邪魔虫である心魔がどれも強い効果を発揮しており、心魔を倒さないとどうにもならない状況だらけで手も足も出ない事が多々ありました。
救済措置として3回程負けるとカードバトル自体をスキップ出来るという神機能があるのですが、なんだか悔しいので一生懸命自力で突破しました。
結局カードバトルでも力こそ正義だと思い、攻撃力が高い初期デッキとそのアドバンスデッキでクリアしました。
DLC『Digital Shadows』について
今回購入したのはデジタルデラックスエディションだったのですが、このエディションを購入した際に別売りのDLCも無料で入手する事が出来ました。
このDLCは本編第六章と第七章の間に起きた事件を追うサイドストーリーで、本編でプレイアブルキャラクターでは無かった仲間を操作して新マップや新しいやりこみ要素が遊べるものとなっています。
大喜びでDLCをダウンロードしました。無事にインストールも出来て遊べるタイミングまで本編も進めました。DLCのアンロックもされ遊び方の案内までされたのでちゃんと遊べるものと思っていたのですが、いざ遊ぼうとしたらDLCのプロローグ後に入るムービーから確定でフリーズして一切遊べませんでした。
アンインストール&再ダウンロードもしたのですが何度やっても遊べず。もしかしたら無料でダウンロード出来た事自体がバグだったのかもしれません。しかしお金を払いたくてももう購入済み扱いでどうしようもないし諦める以外の方法がありません。結構楽しみにしていただけに悲しい結末になりました。
おわりに
本作には至る所に犬と猫がのんびりと過ごしています。どの犬も猫も撫でる事が出来て、喜んでくれたり嫌って粗相されたり蹴られたりと交流が出来ます。それだけでも良ゲーなのでは?と思えるぐらい可愛かったです。
ストーリーだけはもっと理解したかったという後悔が今でも残ります。今からでも誰かに説明して欲しいぐらいです。ストーリーがちゃんと分かればこのゲームの評価はもっと爆上がりしていたと思います。絶対に面白く思ったはず。
雰囲気が良く程良いボリュームの本作。システムも日本ゲームに通じるものが多くアクションを必要としないRPGとして今の自分にぴったりな作品でした。
戦闘が好きで無心でやれちゃいました。このゲームと同じような戦闘システムのRPGゲームが他にもあればやりたいです。
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