【シルバー2425】シルバー事件のトロフィーコンプリート&プレイ後記

目次

はじめに

かなり前の話になってしまいますが、『シルバー事件』のリメイクHD版をクリアしました。

『シルバー事件』のトロフィー数は全部で26種と少なく、取得条件も非常に易しい内容となっているので普通にプレイしているだけでトロコンはあっさりと終わりました。

ここではそのトロコンに関する記録と、プレイ後記を記録しておきます。

 多分にネタバレが多いので、閲覧は自己責任にてお願いいたします。

  主観による感想ばかりですので意に反して不快な想いをさせてしまうかもしれませんが、何卒ご了承ください。

   実際にプレイした内容・感想を記載しておりますが、中には誤った情報があるやもしれません。その際には是非ご指摘ください。

 

『シルバー事件』のトロフィー一覧及び取得日

総トロフィー数:全26種

グレード タイトル 取得条件 取得日
  プラチナ 5万円を貸してくれ 全シルバー事件のトロフィーを取得しました。  2018.05.24
  ブロンズ ルナティックス Transmitter #0 Lunaticsクリア  2018.03.20
  ブロンズ デコイマン Transmitter #1 Decoymanクリア  2018.03.21
  シルバー スペクトラム Transmitter #2 Spectrumクリア  2018.05.08
 シルバー パレード Transmitter #3 Paradeクリア  2018.05.22
 シルバー カムイドローム Transmitter #4 Kamuirdomeクリア  2018.05.23
  ゴールド ライフカット Transmitter #5 Lifecutクリア  2018.05.24
  ゴールド タムラ Transmitter #! 談話室タムラクリア  2018.05.24
 ゴールド ホワイトアウト プロローグ Transmitter #25 White Out prologueクリア  2018.05.24
  ブロンズ ユメ Placebo *1 YUMEクリア  2018.03.21
 シルバー ハナ Placebo *2 HANAクリア  2018.05.09
 シルバー ツキ Placebo *3 TSUKIクリア  2018.05.23
 シルバー アイ Placebo *4 AIクリア  2018.05.23
 ゴールド ヒカリ Placebo *5 HIKARIクリア  2018.05.24
 ゴールド ヤミ Placebo *6 YAMIクリア  2018.05.24
  ブロンズ 暗闇ダンス 2冊目のコミックビームを手に入れた  2018.03.20
  ブロンズ 任務は確実に 森で指示通りに動いた  2018.03.21
 シルバー 緑を四つ光らせりゃいい ヒットアンドブローを5回以内に成功させた  2018.03.21
 シルバー 副職は管理人 タイフーンを全箇所踏破した  2018.05.08
 ゴールド 心の点数 百問組手全問正解した  2018.05.08
 ブロンズ 調査が順調に ミクモ村に関する資料を順番通りに読みました。  2018.05.22
 シルバー 暗闇の踊り子 暗闇ダンス一巻と二巻を集めました。  2018.05.23
 シルバー 25区まで?! ミコバシケンイチロウの支援ポスターを拾いました。  2018.05.24
 シルバー アカミミラブ! 50回以上にアカミミに話をかけます。  2018.05.09
 シルバー 電話に誰も 電話が鳴り始めてから1分以上放置した  2018.03.21
 シルバー 過去に閉じ込めている 過去に戻ろうとしました。  2018.05.24

時限制のトロフィーはありませんし、シナリオを読み進めてクリアするだけでどんどんトロフィーは取得出来るので悩む必要はありません。もし取り逃ししたものがあったとしてもそのシナリオを選んで再度プレイすれば取得出来るので簡単です。

総プレイ時間も普通にプレイするだけなら1話につき30分~1時間ぐらいなのでそう長くかからないと思います。

ところで「アカミミラブ!」のトロフィー取得条件だけ片言の日本語なのは何故なのでしょうか。

 

トロフィー取得メモ

トロフィーを取得する際に心掛けた事、トロフィーを取得した時の感想を抜粋して記録しておきます。

 シルバー:緑を四つ光らせりゃいい

HIT&BLOWという4桁の数字当てゲームに関するトロフィーです。答えが分かっていれば一発でクリア出来る謎解きではありますが、トロフィーを取得するには自力で答えを導き出さなければなりません。こちらは大変有り難い事に解析サイトがあるのでそちらを利用させていただきました。

 Hit&Blow解析器

 シルバー:副職は管理人

面倒くさい系トロフィーです。単純にマップ上の全てのマスを踏めば取得可能なのに、そのマスが多くて面倒です。取得するにはしっかり端まで歩く事と、マンション内以外の駐車場といった場所もしっかり踏む事が必要です。

 ゴールド:心の点数

モリカワから出題される問題に3択の中から選んで全問正解をすると取得出来るトロフィーです。問題数が100問あり、回答時間10秒という時間制限があるのでつい焦ってしまいます。焦って手元を狂わせて正解選択をミスった日にはやり直しとなってしまいます。

また、出題される問題が1999年当時の時事問題だったりするので2018年の現代でプレイする若者にとっては超難問かもしれません。回答を載せているので是非利用してもらいたいです。

事前セーブの大切さを教えてくれるトロフィーです。

 

『シルバー事件』のプレイ後記

プレイログ

 

プレイ期間:2018年03月20日~2018年05月24日

プレイ後記

独特の世界観に魅了される

24区という統治されているようで荒廃している架空の近未来都市を舞台に、個々に様々な事情がある訳あり刑事達が事件を追う昔ながらのハードボイルドな刑事ものが本作の設定です。しかし粛清といった行為が簡単に行われたりする通常の感覚ではにわかに受け入れがたい状況も多々ある独特な世界観になっています。この暗く陰鬱とした雰囲気はドラマ『ケイゾク』なんかに似ていると個人的に思っています。あの当時は世紀末という事もあって、どこか暗い雰囲気のものが世の中に溢れていたように思えます。

そんな独特な世界観はプレイヤーですら排他的です。万人受けは絶対しません。意味が分からない事も多いし展開についていけない事も時にはあります。しかし小気味良い会話テンポや物語を追う内に魅了されるキャラクターといった要素によってどんどんのめり込んでいきました。最後には刑事たちに色々な結末が用意されている訳ですが、己の義や信念を貫き、生き死にを潔く受け入れるそんな刹那的な生き方を見せられ、プレイを終える時にはどこか晴れるような爽やかな気持ちが芽生える不思議な作品です。

この作品の世界観は海外でも一定の評価を得られると自信を持って言えますが、この世界観を作り上げている要因の一つが「日本語」である事は言うまでもありません。己と書いて(オレ)と読ませたり、こだわり抜いた言い回しや言葉の選び方で、単純に伝えきれない感情をその言葉の行間や空気感で伝えてくるのです。伝えたいニュアンスの中でそれは日本語でしかなし得ない場合が多々あると思います。日本人に生まれて良かったと正直思いました。

1999年から2018年へ

本作は1999年にPS版で発売されたものをリメイクしてPS4に移植したものです。

それに伴いオープニングもリアレンジされています。PS版のオープニングも収録されていますが当然ながらとて今のモニターに適していません。文字が潰れイラスト等も画質が荒いのでキツいものがあります。せっかくの各キャラのプロフィールも読めませんでした。でも恰好良いんです!めちゃめちゃ音楽と合っていて恰好良いんです!!贅沢だとは分かっていますがPS版をそのままリメイクして欲しかったです。

チャプター選択のDJミクスチャーも相変わらずオシャレです。チャプターを選択するとチャプター毎に曲が変わるのが良いです。セッティングさえセンスの塊。格好良い!!タイプライターの独特な音も本当に好きです。

当時は全部を味わい尽くしたくていちいちプレイを止めてはテキストをメモしたりしていました。PS4になってシェアボタンでポチッと簡単録画出来て良い時代になったもんだと歓喜しました。どちらにせよPS版とリメイクを両方を味わえるのは親切だし最高です。

ゲームシステムについて

本作の特徴の一つであるフィルム・ウィンドウシステムは本作でもそこまで有効利用されていなかった気もします。もう少しシーンに合わせてウィンドウの切り替えが目まぐるしくあるとか、ウィンドウが交錯して一つのシーンがはっきり分かるというような、映画的な魅せ方があれば臨場感も増して良かったのではないかと思っています。ウィンドウシステム自体はサウンドノベルタイプのゲームにもっと浸透して欲しいと思うぐらい、使い方によっては良いシステムだと思います。

本作では事件発現の本編シナリオと、その本編シナリオを別の角度から解析するサイドシナリオがあります。本編で訳の分からなかった部分がサイドシナリオでそれなりの形で明かされるというシステムになっています。サイドシナリオの主人公であるモリシマは偏屈なストーリーテラーではありますが、ニュートラルな立場で事件を解明してくれるのは面白かったです。事件を2度味わえる美味しいシステムです。

基本的にはテキストを読むタイプのゲームですが、時々ある探索パートはPS版をプレイした当時は苦痛に感じるレベルの操作性の悪さでした。一応リメイクではその辺りは改良されているので当時ほど苦痛ではないものの、基本的な操作や演出等は当時のままです。つまりそれなりにストレスがあって肩が凝るゲームではあります。ただ操作が面倒なだけで謎解きは一切頭を使わずとも進めるようになっていますし、ゲームとして行き詰まる要素が無いのが幸いです。

テキスト部分ではつい連打してしまうので、我が儘ではありますがログ機能が欲しいなぁとつくづく思います。PS版をプレイした当時の感想メモにもそう書いてあって思わず笑いました。

キャラクターについて

全員が全員主人公だと思います。そう納得出来るほど全員のキャラクターが立っています。宮本崇さんのイラストと相まって全員恰好良い。そして美しい。

主要な登場人物の仲は決して良好なものではありません。各々腹に何かを抱えています。往年の刑事ものを思わせるテンポの良い会話の中に、一見意味が無さそうでもそこには何らかの思惑や感情が隠れているのが面白いです。各々の曲げられない挟持みたいなのがあって、己の心に反する事はせず真っ直ぐに生きています。さっきまでの仲間が殺し合うっていうのに、それはそれで美徳すら感じてしまう始末。ほとんどが文章でのただの説明だというのに説得力があり、魅力なんです。それが物語が終わるにつれ解き明かされ解き放たれる。一種のカタルシスを与えられている気持ちになります。

サイドシナリオながら本編を含めて本当の主人公といった感じで好きなキャラクターがモリシマです。彼にも本編シナリオの登場人物同様に様々な想いがあります。エリカとの関係性には本編では見られない切ない心の機微が加えられ、本編とは真逆のテンションに癒やされたりもしました。アカミミも可愛いですしね。

デカチンもスミオもカムイもイケメンです。アヤメもチヅルもキツめな美人で超タイプです。みんな魅力的です。でも「交合の残留感」って言い方の破壊力とか、ロリータ専門をサラッと暴露する頭のおかしさがあるナカテガワがナンバーワン!

登場人物語録とかもいつかまとめてみたいです。

音楽について

オープニングを聴いた時点で間違いない!と思える程恰好良い曲ばかりです。ハードボイルドな男臭いものから切ないノスタルジィを感じさせるものまで、実に作品にあった曲作りがされています。どれも聴いていて心地が良いです。

本作のメインテーマ曲「The Silver Case」を始め、そのアレンジがされた捜査中のテーマ曲「Investigation」、モリシマが通うバーの店内BGM「Jack Hammer」、要所で使われる「Neutral」や「Kusabi」、切ない「Kouichi」や「Triangular Tower」や「Apricot Square」と好きな曲ばかりです。

『シルバー2425』の初回限定版に同梱されているサントラのアレンジも素敵でした。

また、実際にゲーム中で耳に入る事はありませんが、予告で多いなる想像を掻き立ててくれたJoy DivisionとNew Orderの楽曲もどれも素晴らしかったです。

最後に

ひとえにシナリオとキャラクターを作り上げた須田剛一さんの手腕とセンスに脱帽させられます。

はー、本当に大好きな作品です。

 

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